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各地で作っている。

いま役者たちは、横浜で本読みをしています。
明治中期と昭和初期が舞台となるこの劇の稽古をしていると、ちょっと大河ドラマをやっているような気持ちになります。
歴史が好きな人はやっぱり上手く科白を言います。
そんなちょっとしたことがとっかかりになって、俳優は力を発揮するのだということがよくわかりました。時代劇なんて初めてで、おもしろい経験です。

衣装はの大部分は、京都でやなぎさんの率いるチームがつくっています。
昨日から本格的に作業がはじまったそうです。
けっこう密に連絡をとっていて、今日は横浜中華街で清の時代の人がかぶるような帽子を探してくれないかと依頼を受けました。日清戦争も出てくる作品なので。
「見つけたよ。」と電話すると、「お稽古で忙しいのにスミマセン。スミマセン。」と謝られてしまいます。
こっちは、いつも自分たちで何でも作って、衣装も調達して、劇場も作っている劇団唐ゼミ☆です。
明らかにいつもより作業量が少なくて済むのでこのくらい朝メシ前なんですが、かなり気を遣ってもらっています。なんだか申し訳ないなあ。

やなぎさんは他の仕事もあって、今日は外国で続きを執筆しているようです。
彼女はあっち行ったりこっち行ったり本当に忙しなく動き回っています。しかも手慣れた涼しい顔で。ああ、世界のアーティストなんだなあと実感しています。

あと、もう2地域から小道具が届く予定です。
これから年末ぎりぎりまで稽古と作業。
ほんの少しお正月休みをとったら、各地の素材を一気にドッキングしようというわけです。
ダイナミックな製作体制です。
by nakanoatsushi | 2013-12-16 00:11
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