3月に入り、
急ピッチで『常陸坊海尊』の準備を進めています。 驚異のスピードで稽古を進めるために現場は大変そうですが、 劇を充実したものにするために激しく、厳しくやっています。 初心者も多いのですが、 そんな彼らが、いきなり津軽の言葉で、 しかも朗々とした科白を言っているのを、 面白く見ています。 どうせ劇をやるなら、壮大な劇をやろうというのが自分の考えです。 身体の芯が震えるような科白を強気で言った方が、 人間のスケールが大きくなると思うからです。 熱心で、優秀なメンバーが揃っています。 今後はこれに、生演奏も加えます。 早く最後のシーンまで一通り組み上げて、 何度も、何度も練り上げたい。 野外での稽古もしたい。 主催元である神奈川県が熱心に宣伝してくれていて、 地域の方や年齢層高めの方の予約が多くあります。 皆さんに喜んでもらえる、 コミカルで真剣な上演を目指しています。
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by nakanoatsushi
| 2017-03-04 08:11
最近、2つの公演の準備を同時に進めています。
2月23〜26日『こと〜築地寿司物語』@築地本願寺ブディストホール 3月25〜26日『常陸坊海尊』@相州藤沢白旗神社 2月8日には築地市場を回りました。 出演者の牧野さんと鵜飼さんが、それぞれ佃煮屋さんと海苔屋さんを営まれていますので、 お二人のガイドで場外で挨拶回り。 波除神社で安全祈願もしました。 方や、学生たちと行う『常陸坊海尊』公演の会場は藤沢本町、 本日10人のメンバーで、神社周辺や駅前からのルートを、 チラシやポスターを持って回りました。 両方とも晴れて、気持ちよく歩きました。 最近は稽古場でウンウン唸る日々なので、 ちょうど良い気分転換でした。
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by nakanoatsushi
| 2017-02-12 19:10
年末年始を謳歌できました。
意地で謳歌してやりました。 『エル・シードの歌』『夜間飛行』『人間の土地』 『ピノッキオの冒険』『アエネーイス』 ダンテの『新生』 を読めました。 劇とは全然関係ない本、特に小説や叙事詩を読めた時に、 ぐっと幸せを感じてしまいます。 夜中に家を出て車を飛ばし、富士山を拝みに行ったりもしました。 いまや気力体力充実して、我が酉年をスタートさせています。 1月は、セミナー『芝居の大学』の仕上げに没頭 2月は、とっても美味しい築地玉寿司さんの戦中戦後時代を題材にした『こと〜築地寿司物語』を演出 3月は、藤沢の白旗神社で若者たちと野外劇『常陸坊海尊』を上演 という滑り出しです。 そして、その間も唐ゼミは、 これまで溜め込んできた資材の整理整頓を大規模に展開しながら、 2017年度 必殺の公演を画策していきます。 ご期待ください!
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by nakanoatsushi
| 2017-01-13 00:57
12月になってしまいました。
しかももう半分が過ぎている。 2月、3月に大物の予定が入ったので準備の日々です。 KAAT×横浜国大のセミナー「芝居の大学」のテープ起こしもしています。 17歳の頃の自分に演劇熱を吹き込んでくれた中根さんの話を噛み締めながら対談しています。 狭い演劇界ですから、もちろん中根さんにも何度か唐さんとの絡みがあって、 今まで知らなかった唐さんに出会えたりもしています。 学生時代に「自分が『オイディプス王』を演出するとしたら」という話を唐さんから聞きましたが、 中根さんによると、すでにその上演プランは70年代の初頭には組み上げられていたといいます。 そんな昔から! 9月末に生まれた息子はどんどん大きくなって、 当初の2倍の大きさになりました。 隣にいたぬいぐるみとほぼ同じ大きさだったのに。 日々の仕事をしながら、 先々の準備も細切れで行う毎日です。 ここにこれから年賀状もやってくる。 年末と年始の数日には、 落ち着いて読書したり劇の準備をしたいものです。 そうだ。来年は酉年の年男だ! #
by nakanoatsushi
| 2016-12-13 21:16
10月も終わろうとしています。
連日盛況だった『腰巻お仙〜振袖火事の巻』公演が終わって、 あらかた片付け物を終えると、 矢継ぎ早に、イベントの仕事で九州、久留米に行ってきました。 その後、先月下旬に子どもが生まれたので(男の子です)、 彼に会いに実家に帰ったり、 大学の室井先生と神奈川芸術劇場の眞野館長に持たせてもらった講座「芝居の大学」をスタートさせました。 今日の夜は、友人の関口忠相君が社長を務める芸能事務所「しいぼるとぷろだくしょん」が開講している、 「黒田勇樹の芝居塾」に行って、一コマ喋ります。 そう。自分がまだ中学生や高校生の頃、ドラマ『人間失格』や『ひとつ屋根の下2』で眺めていた黒田さんの講座です。 不思議な縁です。 初めての久留米でラーメンいっぱい食べつつ せっかく実際の九州方言に触れる機会を得たので、 仕事の合間に秋元松代さんの『村岡伊平治伝』を読んでいると、 その向こう側に、唐さんの『ベンガルの虎』を感じました。 実家に帰って、すっかりお母さんとなった椎野の指導のもと、 子どもを沐浴させたり、庭の水道で洗濯板をつかっておむつを洗っていると、 先日までやっていた『振袖火事の巻』3幕でお仙が言っていた 「おしめとっかえたろか、なんて言っておくれよ」という科白が、 妙に耳元に響いてきます。 「芝居の大学」では、 11月からゲストとしてお迎えする中根公夫さんとの対談に備え、 受講生たちと、自分が高校時代によく観ていた蜷川さんの『王女メディア』や『NINAGAWAマクベス』を観ました。 その夜には平幹二朗さんの訃報に接することになりましたから、驚きました。 さらに気合いを入れて、中根さんをお迎えせねばならんな、と日々準備をしています。 ちなみに「芝居の大学」は、神奈川県内の大学生が受講対象なのですが、 生徒が思ったより集まっていないので、 昨日は久々に横浜市立大学の演劇部「海星館」に行って、 彼らのオリジナル・ミュージカルを観劇した後、 勧誘もさせてもらってきました。 そういうわけで、まだまだ人数に余裕があるので、 このブログを観た方で、受講希望の方、受講生にふさわしい人を知る方は、ぜひご一報ください。 あと、夏の『恋に狂いて』に引き続き、 横浜ボートシアターが民家で上演した影絵芝居『極楽金魚』を観ましたが、 これにも唸らされました。 そうしたことをしながら、来期を模索しています。 唐さんは前に、新聞か雑誌の取材の中で、11月を「祠(ほこら)の月」と表現されていました。 その心は、内に籠り、気を練り、来季を構想する重要な月、ということと思います。 これから、良き「祠の月」を過ごさねばなりません。 #
by nakanoatsushi
| 2016-10-31 07:23
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