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長野や山形に行ったり。

先週末、土曜日は長野に行きました。

ここ4年間わが劇団は長野でお世話になり続けてきましたが、今年はお休みです。
一方、唐組が善光寺裏で公演するということで、日頃お世話になっている長野の皆様にお礼方々、紅テントの応援に行ってきたのです。
朝8時に横浜を出発、12時前には長野市内に着いて、好物の「しょうゆ豆」を買い、すでに通い慣れた店で蕎麦を食べました。
それからギャラリー「表参道ガレリア」に向かい、写真家・増尾久仁美さんの紅テント展覧会を拝見するとともに、ここで2時間半のトーク。
そしていよいよ、城山公園・紅テントに向かいました。
周囲は山ですから、雄渾な風景のふもとに赤が映える。

芝居は春公演『透明人間』の集大成で、途中、発電機の不調によって停電もありましたが、百戦錬磨のテント劇団員たちによる追い込みと、クライマックスにはしっかりと電気が回復したことで、結局はご愛嬌、ライヴ感溢れる特別なステージでした。
22時半に長野を出れば、午前2時半には家に辿り着く。
長野はとっても近いのです。

月曜は、紫テント新宿梁山泊で『二都物語』。
ちなみに、主催の金さんは「先にやっちゃってごめんね。」などとおっしゃっていましたが、とんでもないことです。
学生時代にこの『二都物語』の上演を唐さんに申し入れたのですが、「『二都』だけはやっちゃいかん」と諭されました。やはりこれは、特殊な背景を背負った者たちにのみ上演が許された、神秘的な劇なのです。

肝心の芝居ですが、やっぱり70年代初めの唐さんは、登場人物、科白、物語のすべてが強引で、その強引さが心地よい。感激しながら、こちらのマゾっ気がグイグイ開発されてきます。まさにタンカの応酬。
それにしても、朝鮮半島でひどい目にあったヒロイン・リーランも可哀想ですが、あの内田一徹の妹さん・光子は輪をかけて悲愴でした。
そもそも顔を大やけどして包帯ぐるぐる巻き、ヒロインにお兄さんを奪われた挙句、ようやく綺麗な顔に戻ったと思ったら、彼女はすでにこの世の人ではないのです。
木馬に乗ってにこやかに去って行く彼女、哀切でした。

終演後は大久保鷹さんなどと交流して、それから新宿西口のバス乗り場へ。

8月の公演場所のひとつである、山形に行ってきました。
夜行バスは安い。山形まで2,800円。
早朝、山形に降り立ち温泉に直行、爽やかに着替えて挨拶回りを開始します。
警察署や保健所を巡り、それから宣伝活動へ。
2日間かけて山形市、天童市内を回り、色々とおもしろい思いをしました。
夜中にホテルから公演場所である芋煮会大鍋まで散歩しましたが、道に迷ってずいぶん遠回りもしました。

役所の人、お店の人、いず方も山形は温かいですね。
そして今回痛感していることですが、これは東北全般に言えることでもあります。
何処とは言いませんが、東京や横浜ではかなり素気無くされ、しんどい想いをすることもありますから。
東北はまず例外なく親切です。言葉や対応に温かさが溢れています。沁みるぜ。

方々渡り歩きましたが、まるでラーメンスープのような高濃度の温泉3箇所にも浸かりましたので、大した疲れも残さずに帰ってきて、今日も張り切ってやっています。
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by nakanoatsushi | 2015-06-26 17:09

眼下の祭り。

年末に引っ越しました。
現在の住まいは商店街に面しています。
その商店街一面に屋台を張り巡らせたお祭りが、先週末土日にあったのです。

一階は中華料理屋。500m圏内にカレー屋、そば屋、すし屋、ラーメン屋、韓国料理屋、焼肉屋...。
本当に何でも揃っているのですが、かえって外食しなくなりました。
あまりに店が近いので、当然顔見知りになる。
あいつまた外食か、と思われるのがなんだか恥ずかしいのです。
下の中華料理屋には、引っ越す前の方が多く行っていました。
近すぎると、ちょっと行きづらくなりますね。

そうそう。お祭りの話。
商店街中に連なる屋台です。
金魚すくいや綿アメ、焼きそばなど定番モノに加えて、けっこう新機軸も発見しました。
細長いワッフルや、「はし巻き」というお箸で巻いたおかず入りクレープみたいなやつ。
すごい。100軒以上の出店がありました。
それに、先月、自分たちが台東区で担いだよりは小ぶりな神輿。
その分、ずいぶん立派な山車もでていました。
近くの神社では、太鼓や笛などの鳴り物と仮面劇まで演じられていて、かなり熱が入っていました。

希薄、希薄と言いながら、地域のコミュニティというのはなかなか根強くて、土曜は夜中まで外は大騒ぎ、道路はゴミだらけでしたが、今朝にはすっかり片付いている。
かなり行き届いています。感心しました。

劇団と大学は、いまは夏の東北ツアーの準備です。
本格的稽古は7月からで、いまはせっせと仕込み中です。
秋田、山形、石巻、仙台と巡って最後に横浜でも公演するつもりですが、それぞれの場所でお世話になる人たちと、連絡を取り合って過ごしています。
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by nakanoatsushi | 2015-06-15 14:04