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本番ちかづく。

わたしたちの本番ではありません。
後輩の学生たちによる公演です。

唐さんが先生だったのがわれわれ「唐ゼミ」、
今回のは、
唐組の久保井研さんが指導しているワークショップの公演です。

演目は『夜壷』。
2000年に唐組が初演した、ちょっと懐かしい作品です。
あのころ、自分たちは20歳でした。

今度の唐ゼミ公演は唐さんに去年書いていただいた新作なので、
近作に触れると特に勉強になるだろうと思って、
『夜壷』の稽古は読み合わせから同席させてもらいました。

かいつまんで言うと、
小さな、いまにもつぶれそうなマネキン工場に関わるメンバーが、
なんとか工場を存続させようとする話です。
工場の土地はまもなく買い上げられてしまう予定、
買い手である大手クツ屋の社長の奥さんが主人公たちの運命をにぎっており、
皆がそれぞれに奥さんに取り入る道を模索します。
その方法が見どころです。

モノであるマネキンに、
まるで人間に接するときのような温かみを感じてしまう主人公たち。
人を人とも思わず、
人間をモノのように冷たくあつかってしまう社長の奥さん。
正反対の価値観が鋭く対立していきます

ところで、

去年の『桃太郎の母』は登場人物20人。
今回の『夜壷』は10人ほどです。
それでいて上演時間は短くなるどころか、
むしろ10分ほど上回る大作でもあります。
単純に考えて、出演者は去年の2倍量の科白と出番を与えられています。

一人一人のウエイトが重い分、
久保井さんは苦労されていました。

いました、と書いたのは、
昨日をもってこの苦労が報われる算段がついたからです。
上手くいきそうないまとなっては、
時間をかけて一人一人の個としっかり付き合ってきたことが、
それだけ大きな成果を生んでくれそうです。

それにしても、
すべての役柄を一人で演じ尽くしていく久保井さんの演出は、
見ていてとてもおもしろかった。

クボケン劇場でした。
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by nakanoatsushi | 2012-02-19 11:35

あきる野市。

先日、またひとつ未踏の地へ行きました。
あきるの市。
駅にして「武蔵五日市」というところです。
目的はコンサート。
ルクーとフランクという作曲家のヴァイオリンソナタを初めて聴きました。

横浜⇒武蔵小杉⇒立川⇒拝島⇒武蔵五日市
という片道2時間コースです。

当初、入場料金2,000円すら財布に入っておらず、
現地でお金おろせばいいや、
とタカをくくっておりました。

が、
たどり着いてみて。
ない。
ない。
コンビニもない。

あるのは休日で閉まっている信用金庫ばかり。

こんにゃくとおやきを売るお店だけは、
3軒ほどありました。

結局、なんとかりそな銀行をみつけて
ATMで引き出すことができましたが、
片道2時間かけて入場できないのではないか
という不安に強くさいなまれました。

しかし、その途中には大きな収穫が。

これは、街道沿いにある小さな化粧品屋の軒先ですが、
B3大のポスターが貼ってあったのです。

曰く、
「婚活無用!」
「国際結婚!」
と力強くうたっています。
つづけて、
「22〜60歳までの男性にお選びいただけます」
「まずはご相談を」
とも。
ポスター周囲には、
ウエディングドレスを着て微笑むアジアン美女たちの写真がベタベタと。

なぜ街の小さな商店にこんなルートがあるのか、
まったくの謎ですが。

感動的だったルクーのソナタとともに、
休日の良い思い出となりました。
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by nakanoatsushi | 2012-02-15 15:13

あけましておめでとうございました。

年末以来の更新です。
どうもあけましておめでとうございました。

立春をすぎて、こうも雨がザーザー降ると、
季節が入れ替わるぞ、という気配が漂ってきます。

ここひと月は、割と余裕を持ったスケジュールでした。
年明けに年始の挨拶状を送ったり、
浅草で公演している縁で吉原町内会から節分の余興を頼まれたりして、
けっこう楽しんでこれらをやりました。

観劇に行ったのは、
シアターコクーンの『下谷万年町物語』(前に我々もやりました)、
南河内万歳一座の『青木さんちの奥さん』(当たり狂言を初めてみました)、
新宿梁山泊の『風のほこり』(ますます作品の魅力がわかってきました)、
といった具合です。

そうそう。
年始に珍しく実家にいたら、
姉に誘われて劇団四季の『ウィキッド』を
観ることにもなりました。
不倫や薬物、差別によって起こる悲喜劇を描いた作品です。
終演後ロビーには「おもしろかったーっ」と叫ぶ5歳くらいの子どもたち。
たいへん勉強になりました。

あとは年度末が迫った大学の業務をして、
博士論文を少し進めて、
もちろん春〜初夏に行う新作公演の準備をしています。

劇団集合しての読み合わせを始めたこともあり、
大分台本が読めてきました。

花やしき周辺の挨拶回りも終えて、
チラシをはやく作らないと。
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by nakanoatsushi | 2012-02-08 09:28