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テントの中で通し稽古

先々週の土日にテントをたてました。
場所は横浜国大 教育人間科学部 8号館裏。
大学外の人にはまったくわからないマイナーな場所ですが、ここは実に文字通り我々の出発地点とも呼べる場所です。

2002年にここでテントを初めてたてました。
あの時はまだ、唐さんに借りた初代の紅テント。
04年から色が青になり、07年までずっとあの場所で公演し、それを学外の公演地に運ぶという作業を繰り返してきました。

ここ最近は疎遠になっていたのですが、それを今回久しぶりにやってみようとなったわけです。

今日は長い1幕を通し稽古しました。
通してみたらほぼ100分かかりましたが、これをこれから練りあげて短くしないといけません。
その後、修正作業をして、現在ほっと一息。
もう少し事務仕事をしたら今日の予定はおしまいです。

新しく入った新入生が、興味を持って稽古を見に来たりもしています。
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by nakanoatsushi | 2011-04-18 23:46

現在、2幕と格闘中。

3月末より2幕と格闘中です。

『海の牙』は台本にして110ページ。
そのうち1幕が80ページを占め、のこりの30ページが2幕という、ちょっと変ったバランスを持った台本です。

ちなみに、先年の公演『蛇姫様』は144ページ。『下谷万年町物語』は150ページでした。
両方とも3幕もので、だいたい3時間。

今回は、2時間20分くらいの上演になる見込みです。

問題は、盛り上がりがちで量感のある1幕をどう2幕につなぎ、今度は2幕冒頭からクライマックスに到達するまでのプロセスを少ない時間でどう組み上げるかということです。
しかも、細部をないがしろにすることなく、観客がちょっとした言葉のやりとりや登場人物が語る独特のエピソードのひとつひとつに丁寧につきあってもらうようにしたい。

かのチェリビダッケは、
「ひとつの作品のなかで、本当のクライマックスは一度だけ」
と言ったそうです。
そして、磨き上げた細部を徹底的に際立たせながら、それらがどう一度きりのクライマックスになだれ込むのかを大迫力のうちに提示してみせたそうです。

ただし、録音で聴く限り彼の演奏はかなりゆっくりです。
瞑想的なホールでそれは良いでしょうが、テント芝居でこれをやったら、外のノイズに太刀打ちできません。

ですから、観客の集中力をテントの外に奪われてしまわない速さのうちに、わたしたちは豊かな細部とクライマックスに至る道をつくらねばなりません。

台本が終局に近づくにつれて、そんな次の段階が気になってきているところです。
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by nakanoatsushi | 2011-04-01 10:02