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11月が終わる。

さて、公演体制ではないオフ期間である。
といっても皆で手分けして台本をパソコン打ちしている。
毎朝コツコツと本読みもしている。

実は今朝の本読みで難解な箇所につきあたり、そこから進めなくなった。
ざっと読んで言いたいことは判るのだが、これを実際に喋る俳優は大変だという類いの科白がある。
一見してどう動いたらいいのかわからない。
合わないつじつまを合わせるのも俳優の仕事だ。せっかく喋る科白に迷いがあってはならないから、頭の中はしばらくこの箇所に拘束されることになる。
あさって集合なので、皆にも投げかけてみたい。
案外、人と話しながら考えると簡単に解決するかもしれない。

CDもよく聴いている。
ロシアのヴィオラ奏者ユーリ・バシュメット率いるモスクワ・ソロイスツによる弦楽セレナードと、エストニア出身の指揮者パーヴォ・ヤルヴィにシビれて、発売されたばかりのシューマンを聴いている。
あいかわらずサロネンも熱い。彼の出身地であるフィンランドや、同国の音楽家・シベリウスの理解を深めたくて、『カレワラ』も読んでいる。
最近『海の牙』のためにと思ってシュメル神話やギルガメシュ叙事詩を読んだが、そこから久しぶりに『カレワラ』ものぞいてみたくなった。
叙事詩は余白が多いのでテンポがよく、とても読みやすい。

公演が近づくとどうしても関連資料以外に目を通す余裕がなくなるので、いまは回り道をして過ごしている。

そうそう。
今度プロレスを見に行きそうだ。
蛍光灯450本デスマッチ!だそうだ。
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by nakanoatsushi | 2010-11-30 20:18

公演が終ってしまった!

公演が終ってしまった!
なにしろ前回のエントリーが3日目終了時点でとまっている。
その後、公演終の膨大な後片付けをして、さらに溜まっていた大学の仕事などしながら現在に至ります。

ずっと緊張していたので、寒くなってきていたことにようやく気づきました。

去年のような大所帯もよかったけれど、大好きな『下谷万年町物語』を劇団のレギュラーサイズで公演したいと思って企画した今回の再演でしたが、自分としてはその思いは充分に達成されました。
次にいつこの演目と再会することになるかはわかりませんが、一旦、愛くるしい台本との爽やかなお別れです。
それから、『蛇姫様』の上演を経て自分の演劇づくりが変わったと実感していましたが、それを具体化できた公演でもありました。端的にいって、去年と今年の『万年町』の差がその変化であり、今年春秋の二本は、今後演出をする際の新たな指針を与えてくれました。収穫多き公演でした。

その後。
いまは台本を読むのがおもしろく、毎朝早起きしては、次回作品に決まった『海の牙』を数ページずつ読み進めています。
自分が変化する中で、以前より稽古初日に向けてチェックするところが格段に多く、その分稽古の前により精密な劇の設計図をつくることができるようになりました。
こうすれば現場はより短い距離で上演にたどりつくことができるので、劇団員の負担を軽くすることができます。なにより、毎朝「えいやっ!」と台本を開くまでの億劫さを乗り越えれば、鉛筆を入れながらグリグリと読み進めていくのは愉しい作業です。
遅々としてやることが、贅沢といえます。


同時に今年度は、唐組から大学に教えに来てもらっている久保井さん助手をしっかりと務めたいと思って、そちらの台本も読んでいます。
これの本番は2月頃です。
今回は、去年からの継続のメンバーもいるし、『万年町』の公演を手伝ってくれた学生たちもいます。
きっと良い公演になります。


そうそう、いくつかおもしろかったことがあったので忘れないように。

第1に、休演日中、大学に講師できてもらっている望月六郎監督がうっかり逮捕されてしまい、早朝に横浜は戸部警察署までお迎えに行きました。ちなみに、監督は自分に対して申し訳なさ気でしたが、迎えに行く間、車運転しながら正直笑いがとまりませんでした。
(詳しくは望月さんのブログ「中年勃起」に→http://ameblo.jp/sido-roku/page-4.html#main)

第2に、先日聴きにいったコンサートがたまたま天皇・皇后両陛下ご臨席の回だったこと。
入場から退場までの進行、コンサートに配慮して表面的にはあまりものものしくない警備体制など、その手際の良さに唸りました。ソリストを務めた内田光子さんがおじぎをするとき、あまりに身体がしなやかに折れるのにも驚きました。
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by nakanoatsushi | 2010-11-25 09:48

3日目が終った。

これで半分終りました。
あとは中4日休養後、金曜日からはじまる最後の3連続公演でおしまいです。
『下谷万年町物語』をやると決めてから2年半。
ようやく自分の納得できるレベルに到達して、この作品を上演できています。
見に来られる方は、くれぐれも防寒対策をお願いします。
思い切り厚着してきて下さい。

そして、そろそろ次回の作品のことも考えはじめます。
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by nakanoatsushi | 2010-11-08 01:14