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すでに3幕と格闘中。

その後、時間が経過し。

『蛇姫様」の稽古。
現在、2幕を乗り越え、すでに3幕を相手にモリモリと格闘中。
事前の読みや皆での読み合わせでは、全体の流れや、主題の変容などをおさえてきたが。
立ち稽古も佳境中の佳境にさしかかった今では、もっぱら各論。
それぞれの場面に突入して登場人物達の微細な変化を読み解いている。
ひとつひとつの波を描いて、いずれあらわれるはずの画面いっぱいの海を構成しようとしているのだ。

いまは毎日、顕微鏡をのぞいている状態。
稽古が始まる前は未知のものに飛び込む時のように気が重たいが、稽古が終るころにはこれまで平板だった細部が見事に活性化して、これが楽しいのだ。やはりただの台本ではない。
それにしても、今回は特に台本が読める。
いまは科白やト書きが、細かな意味の叛乱だ。

あと一週間もすれば一通り最後まで立ち稽古が済むことになる。
稽古用のテント建ても始まる。
しばらく続く作業の日をこえて、全体のハーモニーを構成する稽古が待っている。
そこに広がる海原はどんなだろう。

一方で、4月から川崎で続けてきた鴨居羊子展のパフォーマンスが、5月30日にフィナーレを迎えます。(展覧会は7月まで続きますが)
特に招待券をプレゼントした皆さん。
今度が最後ですよ。
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by nakanoatsushi | 2010-05-27 15:06

もうすぐ1幕が終る。

明日で1幕を終えようとしている稽古。

『蛇姫様』は1幕と2幕が比較的短い。3幕はたっぷり。
全体的には大長編である。

初演ではカットしたパートもあったらしい。
昨年、銀座で行われた再演では、パートというレベルではなく、割愛されていた箇所が多々あった。

唐ゼミ☆では、全編ノーカットを目指して準備を進めている。
いろいろと制約はあるけれど、どうしてもこれにこだわりたい。

一見ムダに見えるシーンや科白が、めぐりめぐって大々円への伏線となり、表面的な劇の進行とは別のテーマを強烈にあぶりだすところに、唐作品の恐ろしさと面白さがある。
また、それが本当に本当のダレ場だったとしても、良いシーンや科白を書いてもらったのだから、多少の停滞は凌いでみせるというのが現場の気概でもある。
実際やってみると妙に細部が愛おしくなって、もったいなくて切れません、ということもあるし。

この前、もうちょっと短くしたらとある人から言われたので、ここに書くことにした。
ついでにいうと、その人にはその場ではっきり伝えて「わかった。わかった。」と納得してもらったけれど、断固ノーカットですよ!

というわけで、今度の芝居も最近では珍しい3時間弱の長編を予定、初夏の熱気とともにたっぷりと堪能していただきます。
ホームページに日程も発表されたので、ぜひこれを見て下さい。
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by nakanoatsushi | 2010-05-07 13:04

稽古の日々。

5月に入り、まず『蛇姫様』の立ち稽古が始まりました。
上々の滑り出し。

4月中は資料を集め、役を決め、読み合わせをして過ごしていましたが、いよいよ芝居を組み立てる段に入ります。
ちなみに資料集めですが、これが本当に面白くなって、スリ業界のこと、朝鮮戦争時代の北九州のこと、色々調べました。それにまた、戯曲の細部に書かれている思わせぶりな言葉が、我々を刺激します。そしてその悦ばしきムダ知識が、舞台セットや小道具づくりに大いに力を発揮したりします。

その合間を縫って、皆で初日を迎えた唐組を観に花園神社へ行き、日曜には例の鴨居羊子展でパフォーマンスをしています。晴れていると動きが実に軽やか。

本日もこれから稽古。
1幕の中盤をやります。
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by nakanoatsushi | 2010-05-04 12:06