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インターコンチで。

今日、用があってパシフィコ横浜に行ってきた。
それから1時間弱暇ができたので、何年かぶりに隣のインターコンチネンタルホテルにも寄った。

インターコンチは本当に久しぶりだった。

私は8年前のトリエンナーレの時、ホテルというものが、必ずしも宿泊の場ではないことを知った。
ホテルは、時に食事や休憩や結婚式を行う場であり、お金を遣わずとも、単に待ち合わせの場として利用が可能であることに、私はこの時気付いたのだった。

当時、オシャレした人たちにまぎれて、私はTシャツに穴のあいたジーパンという恰好でここに通った。

時間潰しにエレベーターで最上階まで上がってみると、途中、当時の私が通った作業場が見えた。
イントレもワイヤーも足場も風速計も、勿論バルーンも、そこには無い。あの場所の普段の様子を、私は今日初めて見たのだった。

当時利用した控室が848号であることも、作業を行う7階への非常階段も、まざまざと甦ってきた。

さすがに作業場は閉鎖されていたが、それでも扉の隅についたケーブルを通すための穴から、当時自分が立っていた場所の一部を確認することができた。

ところどころ、地面にうっすらと苔が生えて、まさに夢の跡だった。

「下谷万年町物語」の台本を常に傍に置きながら、現在の私の目標は、開国博で行う巨大バッタの展示に向かっている。

明日より始まる6月は完全に本番体制に突入する。

ここから11月まで、まさに勝負の半年の始まりである。
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by nakanoatsushi | 2009-05-31 23:43

5月20日。マニラから電話があった話。

5月も3分の2が過ぎた。
先日、6月から怒涛のように始まる現場に備えて、5月は仕込みの月と書いたが。
もう20日が過ぎてしまった。
その間何人と会って打ち合わせしたかもう分からなくなっているけれど、残り10日にスパートをかけなければならない。
文章も、幾つか書かなければならない。

ところで先日、高校時代の後輩から突然電話があった。
演劇部に所属して、彼の3年次に唐さんの処女作を上演した後輩は(大垣まで本番を見に行ったっけ!)、その後オーストラリアに渡り、現在はフィリピンのマニラで会社を営んでいるという。
それが、劇団づてで私の居所を探り当て、7月に行う名古屋での結婚式にぜひ立ち会って欲しい、というわけだ。
逢瀬の感、とはまさにこのことである。
彼はあの頃と全く変わらない名古屋弁で話しかけてきたけれど、その背後には10年の厚みがあるように思える。

結婚式当日に名古屋に行くことは無理だけれど、彼の日本滞在中に、ぜひとも会って話をしたいものだ。
彼の遍歴における武勇伝は、きっと私を湧かせるに違いないから。
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by nakanoatsushi | 2009-05-20 09:54

あっちこっち考えている。

かつて私が同時に抱えた台本の数の最高は、4本だった。
あれは2005年の初春のこと。
『少女都市からの呼び声』『煉夢術』『盲導犬』『黒いチューリップ』。
そうだ。『唐十郎最終講義』の台本も作って、それを稽古しながら編集していたように思う。もっと短くしなくちゃなあ、とブツブツ自問自答していた日々。
相当に混乱していて、どれも全体の三分ほど思案の入口に立っては、他が気になってなかなか突っ込んでいけない。次のもの、その次のものがチラついて、考えぬくことができない状態。
次々に去来する台本の断片を追いかけていると、どれがどの作品の場面だか、分からなくなってくる。

挙句、唐さんに「これらを生み出してきた唐さんの頭の中は常にこうなっているのでしょうか?」「かなり錯綜していますね」などと真剣に相談して、ニヤリと笑われた記憶がある。

いま現在、大きく3つの企画が進行していて、その向こう側にある4つ目のことも考えたくなってきている。さらにその先の、5つ目は可能だろうか?

かつて上演した『お化け煙突物語』の科白で、唐さんは科白を中で、「人間は4までしか数えられない」と断言していたけれど...。
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by nakanoatsushi | 2009-05-12 00:09

5月がはじまる。

5月がはじまった。
今月は色々と仕込みのひと月になる。

なにしろ、6月に入った瞬間から11月までの企画が複数同時に進行していくので、それら全ての準備を今のうちに整えておかねばならない。

今週から唐組が幕をあけるので、週にいっぺんはこれに通いながら、せっせと準備していこうと思う。
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by nakanoatsushi | 2009-05-01 07:34