公演がおわり

10月も終わろうとしています。

連日盛況だった『腰巻お仙〜振袖火事の巻』公演が終わって、
あらかた片付け物を終えると、
矢継ぎ早に、イベントの仕事で九州、久留米に行ってきました。

その後、先月下旬に子どもが生まれたので(男の子です)、
彼に会いに実家に帰ったり、
大学の室井先生と神奈川芸術劇場の眞野館長に持たせてもらった講座「芝居の大学」をスタートさせました。

今日の夜は、友人の関口忠相君が社長を務める芸能事務所「しいぼるとぷろだくしょん」が開講している、
「黒田勇樹の芝居塾」に行って、一コマ喋ります。
そう。自分がまだ中学生や高校生の頃、ドラマ『人間失格』や『ひとつ屋根の下2』で眺めていた黒田さんの講座です。
不思議な縁です。


初めての久留米でラーメンいっぱい食べつつ
せっかく実際の九州方言に触れる機会を得たので、
仕事の合間に秋元松代さんの『村岡伊平治伝』を読んでいると、
その向こう側に、唐さんの『ベンガルの虎』を感じました。

実家に帰って、すっかりお母さんとなった椎野の指導のもと、
子どもを沐浴させたり、庭の水道で洗濯板をつかっておむつを洗っていると、
先日までやっていた『振袖火事の巻』3幕でお仙が言っていた
「おしめとっかえたろか、なんて言っておくれよ」という科白が、
妙に耳元に響いてきます。

「芝居の大学」では、
11月からゲストとしてお迎えする中根公夫さんとの対談に備え、
受講生たちと、自分が高校時代によく観ていた蜷川さんの『王女メディア』や『NINAGAWAマクベス』を観ました。
その夜には平幹二朗さんの訃報に接することになりましたから、驚きました。
さらに気合いを入れて、中根さんをお迎えせねばならんな、と日々準備をしています。

ちなみに「芝居の大学」は、神奈川県内の大学生が受講対象なのですが、
生徒が思ったより集まっていないので、
昨日は久々に横浜市立大学の演劇部「海星館」に行って、
彼らのオリジナル・ミュージカルを観劇した後、
勧誘もさせてもらってきました。

そういうわけで、まだまだ人数に余裕があるので、
このブログを観た方で、受講希望の方、受講生にふさわしい人を知る方は、ぜひご一報ください。

あと、夏の『恋に狂いて』に引き続き、
横浜ボートシアターが民家で上演した影絵芝居『極楽金魚』を観ましたが、
これにも唸らされました。

そうしたことをしながら、来期を模索しています。
唐さんは前に、新聞か雑誌の取材の中で、11月を「祠(ほこら)の月」と表現されていました。
その心は、内に籠り、気を練り、来季を構想する重要な月、ということと思います。

これから、良き「祠の月」を過ごさねばなりません。
[PR]
by nakanoatsushi | 2016-10-31 07:23
<< 年末年始に望みをかける日々。 今日が最後。 >>